典型的な京都の町屋に見られる短冊型の敷地に建てられた住宅である。中庭や各室にテラス等を設けることで、長い視線を取れるように配慮し、囲い込まれた敷地に建つ閉塞感を和らげている。家族で過ごす時間を最も重要視した結果、3階に配された家族室は、3mを越える天井高と居室と一体化するテラスから東山が望め、周囲を囲まれた都心部の住宅とは思えない開放的な空間となっている。

京都市中京区
設計／澤村昌彦建築設計事務所
担当／澤村昌彦（CW No.5 No.12 掲載）　玉田倫世
構造設計／ＭＡＹＭ建築事務所
担当／青山正己
施工／ミラノ工務店　担当／平迫良弘
用途／専用住宅
家族構成／夫婦・子供2人　
構造／鉄骨造
規模／地上3階
用途地域／近隣商業地域
敷地面積／155.75m²（約47.1坪）
建築面積／87.06m²（約26.3坪）
延べ面積／214.09m²（約64.7坪）
建ぺい率／60%
容積率／200%
撮影／辰巳和良

澤村昌彦建築設計事務所
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